Big Sur ツーリング

2014年7月13〜14日

久々のツーリングです。ここ2〜3年、バイクといえばオフロード、Jeepにバイク2台載せてオートキャンプでしたから。 今回はカリフォルニア・ルート1、別名パシフィック・コ−スト・ハイウェイ(PCH)を北上し、BigSurからMontereyあたりまで行って引き返してこよう、という計画。 GL1100にキャンプ道具を載せて、10歳になる我が子を後ろに乗せて、という趣向。
しかし、夏の真っ盛りで予約もしてないキャンプ場は満員でモーテル泊まり、挙句はバイクが壊れて引越しトラックに載せての帰宅となりました。


コース図




いつものようにフリーウェイI-110、I-405、I-10と乗り継ぎ、SantaMonicaでPCHへ。 I-110に乗ったところで一瞬エンジンが息つきして嫌な感じだったけど、機械式燃料ポンプが壊れかかっているんだろうと推測して電気式を常時ONにしたら出なくなったのでそのまま続行(結果論ではここで引き返すべきだった)。 1時間くらい勝手知ったるPCHを走ってOxnard手前のMugu岩を過ぎたところで休憩。





ここは海沿いの湿地(marsh?)で、保護区域になっているようで小さな展望台がありました。




OxnardからCA-101へ。旧道のPCH(CA-1)は随所でフリーウェイのCA-101に置き換わっています。 あるときは並行して、あるときはCA-1=CA-101となって。OxnardからSantaBarbaraを通って山に入るまではCA-101=CA-1なのです。 フリーウェイですので写真も撮れずにひたすら走る。気温は20度ちょっとくらいでメッシュジャケットではちょっと寒いくらい。 海岸線を離れて山に登っていくところでCA-101を下りて旧道のCA-1へ、Lompocという街に向かいます。一山超えてLompoc。平地の取り留めの無い街だった。 街を出て高台の並木道になったところで道端にバイクを停めて昼食。この道、米軍基地への進入路のようでした。




また走り出し、SantaMariaの街をCA-1で迂回した先でCA-101に合流。SanLuisObispoでCA-1に下りて今日の目的地MorroBayへ。 MorroBayで給油とアルコール調達してCA-41で山間部のキャンプ場に行きましたが・・・ サイトはみんな予約済みで満杯。日曜だし、山の中なのでひょっとしたら? と思っていたけど、夏休みシーズンを甘くみてはいけませんね。
ということで、MorroBayに引き返して適当にモーテルに泊まります。シーズンなせいか、ここも一泊$150と高い〜。日本みたいに夕食付きませんし。まあ、日本のビジネスホテルも夕食は付いてないかな?
MorroBayまでのCA-1、豪快な岩山がありいい景色だったのですが、フリーウェイ区間になっていて止まって写真も撮れません。車載カメラを持ってこないとダメですね。米国のツーリング。
で、いきなりモーテルです(笑)。





さて、まだ3時くらいですので、モーテルに荷物を置いてMorroBayの海岸へ。これが有名な(?)Morro岩。
しかし、なぜかピンボケ。





海岸沿いの観光通り。






そしてまた新・父子写真。






こんな遊覧船(?)も走ってました。





観光通りの写真。後ろに乗っている子どもにカメラを渡して撮らせたので出来が悪い。













これは浮上出来ない潜水艦を救助する潜水艦のようですね。ハッチに取り付いて中の乗組員が避難できるというあれ。





次はMorro岩の付け根まで行ってみる、砂州で繋がっています。













観光はこれくらいでいいだろう。ということでモーテルに戻って豚汁を作って夕食。









隣の部屋にはハーレー軍団が来ましたが、騒ぐこともなく夜は静かに眠れました。

本日の走行: 246マイル(394キロ)
翌日は7時起きで8時ごろ出発。CA-1をさらに北上します。海岸沿いの平坦な道を2時間くらい走ったか、やがて海沿いの山間部を登り下りするワインディングとなりました。







ワインディングを1時間くらい走ったでしょうか。Montereyまであと50マイルくらい、というところで突然エンジンが吹けなくなる。上り坂を登りきれずに停止。 空ぶかしはいいんだけど、クラッチを繋いで発進しようとするとストール仕掛かる。路肩もないし、難儀なところで立ち往生。反対車線には車が2台くらい止まれる退避スペースがあるのですが。 後ろの車の年寄り夫婦が降りてきて、押してくれたけど、登りがきつくて上手くいかない。右側にキャンバーが付いたところなので、ヘタにそちら側へ倒しでもしたら起こせませんからね。 ダメもとでもう一度エンジンを掛けて発進すると今度はストールもなく退避場所まで移動できた。なぜか復活したようです。ということでUターンして帰路に着く。自宅まできっと500マイルくらいあるけど、行くしかないですから。

ちょっと走って広めな駐車場があったので停めます。ここで燃料ホースの確認。ちょっと燃料が漏れている感じなのでクランプを増し締め。ついでに写真撮影。天気はずっとこんな感じで時々風防に雨粒がつくこともありました。






山間部を終えて、海沿いの平地に戻ってきた。エンジンは何事も無かったかのよう。燃料供給の問題で、ホースの増し締めで直ったのかな、などと明るく考える。 ということで、観光です。ピエドラス・ブランカス灯台とのことですね。









お次は象アザラシの大群。観光客も負けずと大群で押し寄せていました。









これは何ビーチだったかな。まあ、これだけ撮れば十分でしょう、ということで、この後はMorroBayまで一気に走ります。









昼にMorroBay着。天候も幾分回復。公園でサンドイッチの昼食。







1時過ぎにMorroBayを出て、昨日の道を戻ります。内陸部は晴れて暑い、気温は30度近くになった。フリーウェイを75MPHくらいでひたすら走る。でも1時間くらいすると、だんだんエンジンがミスファイヤーするようになって来た。 というか、突然全然点火しなくなって、直後に回復してパーンと爆竹のようなアフターファイアー、の繰り返し。この頻度がだんだん上がってきて、もう走れなくなったところでちょうどExitがあったので降ります。 下りたらすぐガソリンスタンド、その向こうにはオートパーツ屋もある。ラッキー! と思ってまずは満タンにしてからパーツ屋で燃料ポンプを買って取り付け。







取り付け後にエンジン始動したら問題ないので、またフリーウェイに乗ったのですが、数マイル走ったら症状再現。あ〜あ、ダメだこりゃ。ということで、ちょっとした広場があったのでそこに停めて助けを呼んだのでした。 1時間くらいで助けが来て、トレーラーにバイクを積んでさっきの街まで戻って、ガソリンスタンドの隣にU-haul(引越しトラックレンタル屋)があったので、 そこでトラック借りて、細いランプに冷や冷やしながらレッカーの運ちゃんと2人でトラックにバイクを載せて、あとはひたすら走って夜9時ころ帰宅したのでした。

写真は翌朝です。







本日の走行(バイク): 225マイル(360キロ)





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