きっかけ
バイク雑誌でテキサスの「Star Mountain Adventure Tours」という会社のメキシコツアーを見つけて参加。飛行機でNYからメキシコ国境
のEl Pasoへ。ホテルでテキサスから4駆とトレーラーで走ってきたJack、Wayneと合流。Jackがオーナー兼ツアーガイド。
WayneはJackの友人とのこと。この3人だけのこじんまりとしたツアーだった。
主な移動は、トレーラーにバイクを積んで4駆で引っ張って。ツーリングとは言えないのだが、言葉も通じない異国で短期ではいたしかたない。
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ツーリングコース図
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1990年12月27日
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早朝5時にEl Pasoのホテルを出発。難なく国境通過。ひたすら南下する。
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Chihuahua市街のパノラマ
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4時ころCreel着。Jackの知り合いという現地人の母子にJackが
持参した古着、古おもちゃなどをプレゼントする。彼女らは非常に貧しいようで、洞窟を家にしている。
←街中にはこういうのも走っている
この崖のふもとの洞窟が、母親と子供数人の家だ→
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おもちゃや古着をもらって喜ぶ子供たち。Gracias(有難う)と恥ずかしげにお礼。
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洞窟の家の内部。
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12月28日
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夜半よりの雨がまったく止む気配なし。9時に起きて街の中をカッパきて歩く。その後、Jackの4駆で20マイルほど走って別の友人宅
(これも掘立て小屋で、電気・水道なしだった)に。また古着を配る。近所の人も集まってきた。何か、ツーリングではなくて慈善活動にきた雰囲気。
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夕食は、これもJackが行きつけのMaryのレストランにて。Maryは不在で娘が料理する。美人だった。
腹をこわすので、生水は絶対ダメ。サラダも食べない。
ジュースも氷なし。まあ、私にはTecateビールさえあれば問題ないですが。
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12月29日
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朝、まだ雨。8時起床。覚悟を決め、カッパを着て出発。幸い走り出すと雨が止んで陽がさしてくる。Jack、私、Wayneの順。
KDXは低速トルクがあって走りやすい。最初なのでコーナーはスピード控えめ。ただ直線は6速全開で、50〜60MPHは出ている。
Wayneは50歳前後のようで、走りは終始控えめだった。
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観光名所のDivisaderoでCopper Canyonを一望する。
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走行再開。川を十回くらい渡る。とうとう川幅20mの大河にぶつかる。雨で増水していて、4駆でも渡れそうにない。
近くに線路がある。踏み切りより侵入。雨で列車はストップとの話だったが、万が一を考えると気が気ではない。
100mのトンネルを抜け、高さ50〜60mありそうな鉄橋を渡り、1マイルほど進んだが次の踏み切りの気配なし。
200mのトンネルにあたり、あっさり引き返す。
帰りにJackがガス欠。何とか街にたどり着いた。
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